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瑠璃


岸本ジェシカ


Copyright 2013 Jessica Kishimoto


Smashwords Edition




私は駅にいた。高い天井の大きな建物の中に、何本もの線路が引き込まれ、列車が出たり入ったりしているのが見える。

大勢の人達が行ったり来たりしている。

私はこれから列車に乗らなくてはいけない、それだけはわかっている。

でも、どの列車に乗ったらいいのか、全然わからない。

「どうされました?」

背の低い駅員さんが、私の様子を見て、声をかけてきた。

「どれに乗ったらいいのかわからないの」

「では、お持ちの切符を見せて下さい」

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